中国・インド軍、双方に多数の死者

中国・インド軍、双方に多数の死者 外相が電話協議も沈静化は見通せず
2020年6月18日 13時59分  東京新聞
バンコク=岩崎健太朗、北京=坪井千隼】中国とインドの国境地帯で起きた両国軍の衝突で、インド軍は十六日、インド側の死者が計二十人になったと発表した。中国側は被害状況を公表していないが、インドメディアは中国軍に三十〜四十人の死傷者が出たと報じた。

 中国の王毅(おうき)国務委員兼外相は十七日、インドのジャイシャンカル外相と電話協議。中国外務省によると両国は「今回の衝突を公正に処理する。双方の合意に基づき現地情勢を沈静化させ、国境地帯の平和を維持する」と合意した。ただ、国境問題を巡る協議の具体化は難しく、今後も突発的な衝突が懸念される。

 インド軍によると、衝突は北部ラダックの山岳地帯で十五日夜から十六日未明に発生。インド軍の死者は当初三人だったが、気温氷点下の寒冷で重体だった十七人が体力を失うなどして死亡した。両軍はすでに現場を離れた。中印の軍事衝突で死者が出るのは一九七五年以来、四十五年ぶり。

中国人民解放軍西部戦区の報道官は十六日の声明で「インドが実効支配線を越えて挑発的な行動をとり激しい衝突が起きた」と非難。「死傷者が出た」としたが詳細は明らかにしなかった。インド政府は「(中国の)実効支配線の一方的な現状変更だ」と反論した。

 一帯では五月上旬から小競り合いが起き、両軍が数千人規模でにらみ合いを続けていた。緊張が高まった背景にはインドが進める国境沿いのインフラ整備と、けん制する中国の動きがあるとみられる。両国は六二年の国境紛争以降もたびたび衝突。未画定の国境線では双方が実効支配地域を拡大させようと、侵入や占拠が繰り返されてきた。

 インドは近年、北部の国境付近で数十カ所に上る大規模な道路整備を計画。有事の際の軍事利用目的もあるとされ、ラダックでの新たな道路や橋の建設にも中国側が反発を強めていた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/36345?rct=world

 

 

これは双方引くに引けない。
両国とも核兵器をもつが使うに使えない。
持ち腐れであり、核はもっても何の役にも立たない。

インドはチベットを支持。
もともと北インドから密教西蔵に伝わる。
これは新しい仏教思想、空海密教より広範に伝わる。
仏教も広くはインド思想の一環であろう。